2月25日(土) 伊予灘のメバル釣り

メバル強化月間 前哨戦。

先週とは釣り場も釣り方も179°違ったサビキ釣り。


各地でメバル不調の声が聞こえる中

伊予灘のメバルは例年並みによく釣れているようだ。


午前中が雨,午後から風の予報。

今年に入って週末ごとに天候に恵まれていただけに

今日は厳しい釣りになりそうな予感。



7時 出船。

小雨の中 30分ほど走って 最初のポイントに到着。



天気予報通りなら,雨が止んで風が吹き始めるまでが勝負か。

はやる気持ちをおさえつつ 釣り開始。


最初の流しから ブルッと追い食い成功。



21〜26cm3連と スタートとしては悪くない。


スカ流れなく メバルが付いて揚がってくる。



幸いなことに風は吹いていない。

雨は釣り人が辛抱すればいいだけで

メバル釣りにとっては好条件。



最近は メバルの映りがあまり出ないところで

1匹2匹と拾い釣りをして数を伸ばしていくパターンということだったが

いいポイントに入れば 3匹4匹と追い食いしてくる。



ここは大型が期待できないかと思ったら

強烈なアタリ。

1匹なら尺メバル級の引きであったが

27cmと29cmのダブルだった。



今回準備した「尺メバル測定器 TYPEU」

あと1cm…足りない。



釣り開始1時間あまりで



良型中心に20匹あまり。

開幕ダッシュに成功。

おまけに今日のメバルの大半は25cm超と型がいい。


今日も前回を上回るペースかと思いきや…

その後のポイントでは苦戦を強いられることに。


今日もメバルポイントには広島や岡山の遊漁船が遠征してやってきており

入りたいポイントを先に押さえられることが多くなったそうな。

今年はそれぞれの地元が不調なので

わざわざ2時間前後も走って この海域のメバルを狙っているという。


船の入っていないポイントを転々としながら

満潮の潮止まりを迎えた。


朝のハイペースは何処へやら。

その後は かなりのペースダウン。

昼までに何とか30匹ほど。



ジギングで青物をやっていたのを思い出す島周りで

潮止まりの一瞬の時合いを狙う。



ここで 急遽参戦を(メバル釣り初挑戦)お願いしたにもかかわらず

快諾していただいた 心 技 体 ジギングのエキスパート N氏

本日最初の尺メバルをキャッチ。



メバルサビキ釣り について予習してくれていたようで

追い食いもバッチリ。

筋がいい方は何を釣っても上手である。

私は現在ジギングプチリタイヤ状態であるが

数年前は元旦の伊予灘で一緒にシャクってなんてことも。

自作のオリジナルジグ(ネット販売できます)と華麗なテクで

伊予灘の魚と勝負をする 正統派ジガーであり 私のパソコンの師でもある。



潮が飛び出すと200gのジグでも底がとれない激流かけ上がりポイントだけに

狙える時間帯は潮止まり前後の数分間。

引き潮が じわっと動き出したとたんに

竿先がめり込む強烈なアタリ。

手応え十分。

バレるなよ〜と願いながら 無事タモ入れ成功。


喜んでいる暇はない。

ここで流せるのはあと1,2回。

急いで魚を外し次の流し。

潮がどんどん速くなって 気を抜けば即根かがりしてしまう。

再び強烈なアタリがあって 2流し続けての尺メバル キャッチ。



体高があって メバルとは思えないような風格。

これを釣りに来たんです。



「尺メバル測定器 TYPEU」にて検寸。

尺(30.3cm)ということだが 33cmまで目盛りつき。

夢は大きく33cmUPですから。


天気予報では風が出ると言っていたが

朝からずっと無風。



今日も天気を味方につけた釣りになったようだ。


その後もポツポツと拾い釣りで数が伸ばせない。


途中反応の良いところもあったが,

20cm前後に23,4cmがたまに混じる程度の漁場だったので

型狙いに徹するためスルー。


そんな所を中心に回れば みんな軽く100匹は釣れるでしょうということが

本日は あくまでも型狙い。



最後に3日前 尺メバルが3匹釣れたポイントへ。

期待はMAXなのだが,引き潮が思ったほど流れない。


ここでも単発で25cm前後が ポツン ポツン …


そのうち食いも止んでしまった。


日も傾き 本日もこれまでかと思っていたら


最後に気になるところをのぞいて 食い気がなかったら終わりにしますとのこと。


尺メバル含みで50匹あまりはクーラーに入っていると思うので

釣果としては 十分満足できるものなのだが。



しばらく走って 船が止まった。


仕掛けを投入 底取りと同時に竿先が舞い込だ。

竿先が起こせないほど次々と追い食い。

仕掛けを揚げると良型5連。


いそいで魚を外して 再投入。

またまた追い食い成功で 4連。



一流しで9匹。


魚をクーラーに入れる時間も惜しんで

次の流しでさらにサイズアップした8連。



20cm後半のサイズがこれだけ付くと 仕掛けを巻き上げるのも冷や冷やもの。

これまでに何度も幹からブチ切れたことがあるので。


その後も追い食いに成功。


まさに「荒稼ぎ」という言葉がぴったりくるような釣れっぷり。

30分ほどの入れ食いタイムで みなさん良型ばかり30匹ほど追加。

心地よい疲れとともに 納竿。


他船からは メバルが釣れない という話しか聞こえてこなかったが,

船頭さんの鋭い読みで 本日も みなさん大漁大満足の釣果。



天気予報も いい方にはずれてくれたおかげで

無風ベタ凪,曇天とメバル釣りには最高のコンディション。


冬場のメバル釣りは 天気を味方に付けるのと敵に回すのとでは

天と地ほどの差があるので,この点に関してはラッキーの一言につきる。



前回同様 今回も50Lのクーラーが役に立った。


前回は南蛮漬けサイズが3割ほど混ざったが

今回は25cm以上の良型が半数ほどと型揃い。

匹数では3割減で アベレージサイズで3割増といった感じ。


0.8号のエダスをとばされること3回。

まだまだ大物が潜んでいるこの海域。


各地で不調が伝えられる今年のメバル。

この伊予灘にはあてはまらないようだ。



本日の釣果 メバル 〜31cm 88匹